アタリヤホーキとは

 さて、「アタリヤホーキ」 の特徴は、プラスチック圧着だけではありません。

箒の命は勿論「草」 です。  この箒に使用される草ですが、正式には「ほうき木」 と言いますが、一般的には「ほうき草」 と呼ばれることが多いようです。この「ほうき草」はご存じの「トウモロコシ」や中国の焼酎の原料に多く用いられる「コーリャン」、近年アレルギー対策食品として注目を集めている「ソルガム」などの仲間です。秋田名産「陸のキャビア」と呼ばれる「とんぶり」は、この「ほうき草」 の実なのです。さてこのほうき草、お米と同じように、主に2種類に分けられます。1つは「和草」 、もう1つは「洋草(アメリカ草)」 です。「和草」 は、比較的背が低く、穂先が軟らかいのが特徴で、畳を掃くのに最適です。また、床屋さんで使用するブラシも、直接人の体に触れるので、当たりの柔らかい和草が好まれます。対する「洋草(アメリカ草)」 は、元々欧米で外を掃く為の箒に使用されており、穂先が硬く、耐久性がありますが、畳を掃くのには不向きです。また、生地や洋服のホコリを掻き出すのには、この洋草のブラシが適しています。最近はこの「洋草(アメリカ草)」 を使用して「畳を掃くのに最適」 などとうたっている粗悪品 がしばしば見受けられますが、「アタリヤホーキ」は勿論すべて「和草」を使用しております。

ほうき草の畑写真
ほうき草の畑
採れたてのほうきう草写真
採れたてのほうきう草(綺麗な緑色をしている)
見本市写真
見本市(昭和40年代)